【テーマ選定について】

 今年度は、メインテーマを一つにし、各班で自由な内容で討議して頂く方向とした。メインテーマは「今後の建設業のあり方」とし、機電技術者として建設業界全体について、広く議論できるものと考えた。そのため、各班それぞれサブテーマを考えてから、討議した内容となっている。

【各班まとめの要約】



メインテーマ:今後の建設業のあり方
 
グループ メンバー構成の特徴・要約
1班

ゼネコン4社で構成,管理2名,現業2名,開発0名 平均年齢32.5才

『若手機電技術者の願い』・・・会社の壁を乗り越えて、個人の技術をみんなの技術へ

現状⇒ 技術が一個人の範囲
問題点⇒
・各社による技術の分散
・技術者交流の場がない
対策⇒
・技術者名簿の共有
・月1回の技術者交流
・建設会社の技術統合の促進
将来⇒ ・会社の枠を越えた技術グループ・・・・「技術」、「アイデア」の共有

⇒ 討議成果表

2班

ゼネコン3社、舗装3社で構成,管理4名,現業0名,開発1名,平均年齢31.4才

『建設業のイメージアップ』・・・産学連携による人材・技術交流の提案

現状⇒ 建設業界に若い人が入ってこない
原因⇒ 機電職への理解不足/業界の将来性/3K/業界のアピール不足
対策⇒
・大学等との共同研究
・機電学生対象の現場見学
・建設機電技術の体系化
展望⇒ ・優秀な人材確保/新技術を継続的に取り込める

⇒ 討議成果表

3班 ゼネコン4社,舗装1社で構成,管理1名,現業4名,開発0名,平均年齢31.4才
『機電職員の現状と今後のあり方』・・・何でも屋、サポート的、存在意義低下⇒脱却する提案

現状⇒ 何でも屋、サポート的、存在が危うい
問題⇒ メンテナンスが主業務/土木・建築がメイン/技量不足/外注化
対応⇒
・土木、建築と渡り合える知識、経験の修得
・計画、技術開発への重点
・技術の水平展開
・積極的な採用活動
今後⇒
・職種に捕らわれない汎用性/土木、建築とメーカとの橋渡し
・機械依存度の高い技術の提供

⇒ 討議成果表

4班

ゼネコン4社、舗装1社で構成,管理5名,現業0名,開発0名,平均年齢31.4才

『機電職の今後のあり方』・・・機電職の実績をあげて必要性を認めてもらう

現状⇒
・機電積算/計画
・施工管理
・開発/設計
・土木/建築のフォロー
問題点⇒ 機電職の地位が低い 改善策⇒ 更なる知識・経験の修得
展望⇒ 機電職員の継続的雇用/特化した機電技術の開発

討議成果表

5班

ゼネコン4社,舗装1社で構成,管理1名,現業4名,開発0名,平均年齢31.6才

『機電技術者の将来像』・・・建設機械コーディネータとして将来を担う

現状⇒
・機電職の分野に土木/建築職が入ってこない
・IT分野に関与していない
・人員が少ない/資格の特異性がない
・土木/建築のフォロー
対策⇒
・新たな(高度な)資格の制定
・土木/建築分野へ積極的に参加
展望⇒ 組織内でリーダーシップ/危険作業を減らす/IT化へ関与

討議成果表

6班

ゼネコン6社で構成,管理5名,現業1名,開発0名,平均年齢30.3才

『機電技術者像の役割と可能性』・・・今後の建設業の役割→機電技術者は何をすべきか

(建設業の)現状⇒
・技術・・・・閉鎖的/技術的に完成
・世論・・・・3K/公共事業の是非
・現状の公共事業では利用者が不満
対策⇒
・提案型事業モデルの構築
・異業種連携(コラボレーション)
機電技術者の方向⇒
・他業種との橋渡し
・ポテンシャルを最大限活かす

討議成果表

 

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